HOME 年齢に負けない男になる! EDと向き合って克服しよう

EDと向き合って克服しよう

男性特有のお悩みといえば、ED(勃起不全)があります。しかし多くの日本男性が、治療を受けずに自己完結してしまっているようです。 いつまでも若々しく過ごすためにも、ぜひEDに向き合ってみることをおすすめします。

EDは男性なら誰にでも起こり得る病気

ED EDは、今や珍しいものでも何でもありません。1998年におこなわれた調査によると、成人男性の4人に1人がED症状を抱えているとの結果が出ています。おそらく今なら、もっと高い数値になっているのではないでしょうか。

そもそもEDとは、まったく勃起しない状態だけを指すわけではありません。「途中で中折れしてしまう」など、勃起が持続しない場合もEDに該当します。 男性の勃起機能は、体調や環境などによって大きく影響を受けますので、たとえ若い男性でも一時的なEDになってしまうことはよくあるでしょう。

しかしそれが毎回続くような場合は、やはり治療を検討する必要があります。特にパートナーのいる男性は、なるべく積極的に治療を受けてカップル仲を良くすることも大切です。

身体的な要因による「器質性ED」

EDは、原因によって3種類に大別されます。1つは器質的(身体的)な要因によるもので、器質性EDと呼ばれます。 もっとも多いのは加齢による血管の老化です。誰しも年齢を重ねるごとに血管も古くなっていき、さながら使い込まれたホースのように厚く硬く、柔軟性が失われていきます。これが「動脈硬化」と呼ばれる状態です。動脈硬化が起こると、血管の内腔が狭くなるために血流が悪くなってしまいます。

勃起は、陰茎海綿体に多量の血液が入り込んで起こる現象ですから、当然ながら動脈硬化があるとEDにつながります。特に勃起に関係する陰茎動脈は、他の動脈よりも細いため、動脈硬化の影響をどこよりも強く受けてしまうのです。

その他、神経障害も器質性EDの一因となります。性的刺激を陰茎へと伝えるための通路である神経が損傷を受けると、勃起が起こらないからです。 糖尿病による神経障害のほか、腹部の手術の後遺症や、もしくは交通事故による脊椎の損傷などが原因として考えられます。

精神的な要因による「心因性ED」

EDの中でも、近年増えているのが「心因性」のものです。つまり体に異常はなく、精神的なストレスやプレッシャー、トラウマなどが原因となっているEDを指します。

動脈硬化などによる器質性EDは、どちらかというと中高年男性に多く見られますが、心因的なEDは年齢に関わりなく起こります。たとえば仕事の悩みや経済的な問題などが原因になる場合もありますし、パートナーからのセックスにおけるダメ出しなどがきっかけになることもあります。 特に問題が根深い場合は、心理療法などの専門的な治療が必要になるかもしれません。

薬の副作用による「薬剤性ED」

もう1つ考えられるEDの原因に、薬の副作用があります。こういったEDを「薬剤性ED」と呼びます。 たとえば抗うつ薬や、てんかんの治療薬など、中枢神経に働きかける薬が代表的です。また一部の降圧剤や、H2ブロッカーなどの胃腸薬にもEDの副作用が現れるものがあります。

薬剤性EDは、原因がはっきりしていますから、医師に相談の上で薬を変えたりすることでわりと簡単に改善が見られる点がメリットです。ある薬を服用するようになってからED症状が現れた男性は、薬の副作用の可能性も考え、ぜひ医師に相談してみてください。

EDを放置しないで~実は病気が潜んでいる可能性も

このようにさまざまな原因のあるEDですが、日本ではどちらかというと治療を敬遠する男性が多いようです。症状が症状なだけに、なかなか面と向き合って克服しようという気持ちになれないからかもしれません。

しかしEDを放置すると、パートナーとの不仲につながってしまいますし、何より他の病気の発見が遅れてしまう可能性もあります。たとえばEDの原因として多い動脈硬化は、加齢のほかにも高血圧や糖尿病、脂質異常症などから起こるケースもあるからです。

これらの生活習慣病を治療せずにいると、最悪の場合は血栓が詰まって、心筋梗塞や脳梗塞に至るリスクもあります。ですから特に40代以上の男性でED症状のある場合は、ぜひ全身の健康チェックも兼ねて受診することをおすすめします。

EDの検査と治療は、怖くない!

男性の中には「EDで受診すると、何か恥ずかしい検査を受けるのでは?」と不安に思う人もいるかもしれませんが、実際そのようなことはまずありません。EDの検査は問診が中心であり、最初から勃起機能を詳しく調べるようなことはほとんどないのです。

そして治療も、まずはバイアグラなどのED治療薬を処方して、その効果を見ることが一般的です。薬が効けば、少なくとも神経系統にトラブルがないことが分かります。もしも薬で十分な効果が見られなかった場合は、陰茎海綿体注射などの他の治療法を試してみて、原因がどこにあるかを探ることになります。

いずれにせよ勃起機能を調べるような検査は、事故や手術の後遺症などで神経を損傷したのではない限り、通常はほとんどおこなわれませんので安心してください。

ちなみにED治療には保険が適用されないため、費用が高額になるイメージがありますが、2014年からはついに国内初の正規バイアグラジェネリックも発売されました。また診察料や初診料が無料になっているクリニックもありますので、少しでも治療費を節約したい人はぜひ利用してみましょう。

一方、安いからという理由でED治療薬をネット購入することは危険です。ED治療薬は国内外でニセモノが多く見つかっており、中には死亡事故も起こっていますので、くれぐれも手を出さないように気をつけましょう。