HOME 年齢に負けない男になる! 疲れやすい人ほど生活習慣病のリスクも高い?

疲れやすい人ほど生活習慣病のリスクも高い?

体が疲れやすい人は、「FF(ファティーグ・ファクター)」と呼ばれる疲労物質が蓄積していると考えられます。しかもFFの蓄積は、生活習慣病の一因になることも分かっているのです。

慢性的な疲労に悩む人こそ、バランスのいい食事と適度な運動をおこなって、生活習慣の改善に努めましょう。特にリスクが高くなる40代に突入した男性は、真剣な対策が必要です。

疲れやすい人ほど、生活習慣病のリスクが高い!?

生活習慣病のリスク 長らく、疲労の原因物質は「乳酸」だと考えられてきましたが、さまざまな研究によってそれが誤りであることが分かってきました。本当の原因物質は、タンパク質の一種である「FF(ファティーグ・ファクター)」だったのです。

FFは体内に蓄積すると、細胞の死をうながしてしまうという厄介な物質です。それが原因で免疫力が下がり、心臓病や生活習慣病のリスクが高まるといわれています。 つまり疲れやすい人ほど、生活習慣病にかかりやすいといえるでしょう。 生活習慣病は、健康的な晩年を著しく阻害してしまいます。いつまでも元気で若々しくいたい男性にとっては、まさに大敵です。

毎日の血圧チェックで、高血圧の早期発見を

生活習慣病の中でも、もっとも患者数が多いのが高血圧症です。最高血圧が140以上、最低血圧が90以上の場合を一般的に高血圧と呼んでいます。

血圧とは、血液が血管壁にかける圧力のことです。たとえば動脈硬化などで血管の内腔が狭くなってしまうと、血液は血管壁を押すような形で流れることになるため、血圧が上がります。

また、よくいわれる「塩分の取りすぎ」も高血圧の一因です。塩分を取りすぎると、それを薄めるために体内の水分が血液に集中します。すると血管の中を多量の血液が流れることになりますので、当然ながら血圧は上昇するのです。

高血圧を放置してしまうと、最悪の場合は脳卒中や心筋梗塞などにつながることもあります。ただし血圧計で簡単に測定できるため、生活習慣病の中ではもっとも自分で発見しやすいですし、今では優れた降圧剤もありますので治療しやすい病気です。 特に40歳を過ぎたら、ぜひ血圧計を常備して毎日チェックするようにしましょう。

合併症の怖い糖尿病は、血液検査による早期発見が大切

生活習慣病の中でも、非常に厄介なのが糖尿病です。 糖尿病は、血中の糖分がうまく代謝されず、血糖値が高いまま維持されてしまう病気です。通常、食事で摂取した糖分は、すい臓から分泌される「インスリン」というホルモンによって細胞内に吸収されるのですが、何らかの原因でインスリンが十分に分泌されない、もしくは分泌されてもうまく働いてくれなかった場合、糖分が血中に残ってしまいます。

血糖値の高い血液が全身を流れることは、非常に危険です。まず血管がダメージを受けて動脈硬化などが進んでしまいますし、特に細い毛細血管などは目詰まりしてしまうこともあります。 すると、毛細血管によって栄養や酸素を運ばれている末端神経にも支障をきたし、神経障害が起こるリスクが高まるのです。

このような「糖尿病性神経障害」のほか、目の血行障害からくる「糖尿病性網膜症」、そして腎臓のフィルターが詰まってしまうことによる「糖尿病性腎症」の3つをまとめて、糖尿病の3大合併症といいます。 網膜症は、最悪の場合、失明することもありますし、腎症では人工透析が必要になります。

さらに糖尿病では薬物治療のほか、食事療法や運動療法も大切ですから、何かと日常生活に制限が出てしまいます。そのため治療自体がストレスになり、精神的に参ってしまう患者さんも大勢いるほどです。

治療を難しくしないためにも、糖尿病は早期発見+早期対策が肝心です。血糖値がやや高い状態で発見できれば、その時点から生活習慣を改善することで、糖尿病の本格化を防げる可能性もあります。 そのためにも、40歳を過ぎたら年に1度は血液検査を受け、血糖値を測定しましょう。

生活習慣病を防ぐための基本

上記のほかにも、コレステロールや中性脂肪の数値に異常が見られる「脂質異常症」や、血栓が血管内で詰まってしまうことによる「脳梗塞」「心筋梗塞」なども生活習慣病に該当します。 特に脳梗塞や心筋梗塞は、一刻も早く対処しないと命に関わる病気です。

こうした恐ろしい生活習慣病を予防するためには、「肥満を防ぐ」ことが第一といえます。肥満になると動脈硬化が進みやすい上、インスリンの働きも悪くなってしまいますから、あらゆる生活習慣病につながってしまうのです。

脂肪分と塩分の取りすぎには気をつけながら、バランスのとれた食事を腹八分目に抑えるようにしましょう。特に野菜や海藻類、大豆製品など、昔ながらの和食を塩分控えめに調理するのがもっとも理想的です。

そして「運動すること」も欠かせません。特にウォーキングやジョギング、水泳などの有酸素運動はコレステロールを下げたり、インスリンの働きを良くしたりする効果があります。もちろん肥満解消にも最適です。

さらに運動は、疲労物質の「FF」と逆の働きをする「FR(疲労回復物質)」を増やす効果も確認されています。つまり生活習慣病予防にも、疲労対策にも運動はぴったりなのです。 「疲れるから運動はムリ」とあきらめるのではなく、なるべく負担なく続けられる運動を少しずつ取り入れることが、結果的に疲れにくい体作りにつながります。

その他、お酒とタバコは控えめにすることも必須です。特にタバコは、心肺機能を弱めて疲れやすい体になるほか、血管を収縮させることからすべての生活習慣病のリスクファクターになります。 またお酒も適量を越えると、高血圧や糖尿病の一因になってしまいますので、くれぐれも「ほどほどに」とどめるようにしましょう。