HOME 疲労をもたらすさまざまな病気 怪しい疲労を見逃すな!気をつけたい風邪の後まで続く疲労

怪しい疲労を見逃すな!気をつけたい風邪の後まで続く疲労

風邪で体力が落ちている時には、誰でも体がだるく、倦怠感をおぼえるもの。しかし、風邪が治ったのにもかかわらず、まだ疲労が続いているなら注意しましょう。単なる長引いている風邪だと思っていたものは、実は「慢性疲労症候群」かもしれません。今回は、風邪と見分けにくい慢性疲労についてお伝えします。

実は風邪じゃなかった?!怪しい疲労を見逃すな!

怪しい疲労 空気が乾燥する冬の時期や、寒暖差の激しい季節の変わり目には、風邪を引く人が多くなります。そんな時に、頭痛や微熱などの症状が出たら「いつもの風邪かな」とお思いになる方が多いでしょう。特に、働いている男性は平日に休みを取るのがなかなか難しいものです。時には、少し無理をしてでも出社してしまうことがあるかもしれません。しかし、そんな風邪に似た症状が、「慢性疲労症候群」であるケースがあります。

寝ても疲れが取れないなど、長い間疲労が続く症状で知られる慢性疲労症候群ですが、人によっては風邪に良く似た症状が出ることもあります。頭痛・微熱・のどの痛み・筋肉や関節の痛みなど、一見しただけでは風邪と見分けがつきにくい症状も多くあります。風邪が長引いてなかなか治らないなら、まずはきちんと休養を取り、体を休めるのに専念してください。

最終的には寝たきりも……軽視できない慢性疲労症候群

慢性疲労症候群と聞いて、「単なる疲れが続く状態だから」と甘く考えている方は、この機会に考え方を改めた方がいいかもしれません。慢性疲労症候群の患者さんは、1人で立って歩くのさえ困難になり、最終的には寝たきりの状態になってしまう可能性もあるのです。

一度、慢性疲労症候群で寝込んでしまうと、筋力が低下してしまいます。筋力低下によって活動する時間が少なくなると、それによってさらに筋力が低下してしまいます。この悪循環で、最終的には寝たきりになってしまうのです。初期の症状に見て見ぬふりをしていると、知らず知らずのうちに重症化してしまうこともあります。違和感をおぼえたら、なるべく早めに病院へ足を運びましょう。

もしも慢性疲労症候群なら何科を受診する?

万が一、慢性疲労症候群の疑いがあるとしたら、一体病院の何科を受診すればいいのでしょうか? まずは内科を受診して、尿検査・便潜血検査・血液検査・甲状腺検査・心電図・胸部レントゲンなどの基本的な臨床検査を受けましょう。

その後、慢性疲労症候群と診断された場合、もっとも好ましいのは、大学病院にある慢性疲労症候群の専門外来を受診することです。ただ、お住いの地域によっては、通院できるほど近くに専門外来が存在しないこともあるでしょう。そのような時は、心療内科や精神科を受診してください。検査の結果によっては、慢性疲労症候群だと思っていたものが、なにか別の病気である可能性もあります。通院できる体力がきちんとあるうちに、適切な医療機関へ足を運んでください。

今回は、慢性疲労症候群の風邪と似た症状をご紹介しました。たかが風邪、されど風邪。バリバリ働く男性が休みを取るのは難しいかもしれませんが、仕事よりも大切なのは体の健康です。怪しい疲労の症状がみられるときは、すみやかに医療機関へ足を運びましょう。