HOME 疲労をもたらすさまざまな病気 大事な栄養、不足してない?鉄欠乏性貧血による疲労感

大事な栄養、不足してない?鉄欠乏性貧血による疲労感

女性に多い病気というイメージのある“貧血”ですが、男性がかかる可能性もあると意識したことがあるでしょうか?

 「鉄欠乏性貧血」は疲労の原因となり、「貧血」はさらに大きな病気につながっている可能性が高くなっています。その慢性的な疲労は、もしかしたら別の病気が原因かもしれません。今回は、男性もかかる可能性のある貧血についてご紹介します。

「貧血」と「鉄欠乏性貧血」の違いは?

鉄欠乏性貧血 “貧血”と呼ばれるものには、いくつかの種類があります。その中でも「貧血」は、体の中にある血液の量が少なくなるものです。また、血液の中の赤血球やヘモグロビンが少なくなることで起こるのも、「貧血」となります。一方で、「鉄欠乏性貧血」とは、血液中の鉄分が不足して起こるものです。同じ貧血でも、それぞれの状況はまったく異なるのですね。

さて、こういった貧血の状態になると、体が疲れやすくなったり、だるくなったりします。これは、体の中へ酸素が送られる量が少なくなるためです。慢性的な疲労が続いているのは、貧血が原因かもしれません。貧血の症状は、突然始まるわけではなくて、徐々に進行していきます。したがって、年齢のせいだと勘違いする方も少なくありませんが、なんでも年齢のせいにして見過ごす行為は大変危険です。いつまでも続く疲労感でお悩みなら、一度は病院で検査を受けて、専門家である医師の判断を仰ぐのをおすすめします。

さらに大きな病気の可能性も……

中高年の男性の貧血は、さらに大きな病気に繋がっている可能性があります。たとえば、消化性腫瘍やがんの場合は、体の中の消化器官で出血が起こっているために、貧血の症状が現れます。特に黒っぽい便が出ている方は、消化性潰瘍で出血している可能性があります。立ちくらみや、便に異常があるなら、すみやかに医療機関を受診しましょう。

また、ストレスは消化性潰瘍の出血の原因となります。日頃からお仕事でストレスを溜めている自覚があるならば、スポーツや趣味に没頭できる時間を作るなど、ストレス対策も考えておきたいですね。

貧血の症状を改善しよう

もしも医療機関を受診して「異常なし」と診断されたら、普段の食生活で意識して鉄分を摂るように気をつけておきましょう。食べ物から鉄分を摂るなら、「ヘム鉄」を含むレバーやマグロの赤身、ビタミンCと一緒に摂取すると吸収率が高まる「非ヘム鉄」を含む卵・乳製品・大豆・ひじきがおすすめです。

市販のサプリメントでも鉄を摂取できますが、過剰な摂取は却って胃腸障害や便秘や下痢の原因となります。大きな病気とつながっている可能性もありますから、まずは自己判断ではなく、専門家である医師に相談してみてください。サプリメントで鉄を摂取する際も、医療機関で処方してもらうことができます。信頼できる医療機関から、保険適用できる鉄剤を処方してもらいましょう。ちなみに、吐き気を始めとした副作用で鉄剤が服用できない場合は、注射によって鉄を吸収するのも可能です。副作用の心配がある方は、その旨を医師に伝えてみてください。

今回は、疲労感をもたらす貧血についてご紹介しました。慢性的な疲れがある方は、すみやかに医療機関を受診しましょう。サプリメントを飲む際も、自己流の判断は危険ですから、まずは専門家に相談するのをおすすめします。