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ビタミンの力で疲れにくい体を作る!

疲れにくい体を作る どうも周囲の人に比べて自分は疲れやすいようだと感じることはありませんか?
同じような仕事や運動をしていても、日頃の生活や運動の習慣によって、疲れやすさには明らかな差が出てきます。
自分はへとへとなのに、隣の人がパワーに満ち溢れているように見えると、「もっとタフな体になりたい」と思うかもしれません。
しかし、マラソンで一気に長い距離を走ろうとしても無理なように、いきなり生活を変えるのは体に負担もかかります。
「疲れにくい体」作りは、毎日少しずつ改善して行くつもりで気長に取り組みましょう。

「疲れにくい」とはどういうことか

「疲れにくい」とは 「疲れにくい体」というと、スポーツ選手や格闘家のように、筋肉質でがっちりした体型の人を想像するのではないでしょうか。
いかにもスタミナがありそうで、頼もしく見えますよね。
しかし、体が大きいとそれを維持するために普通の人よりも多くのエネルギーを必要とします。また、体重を支えるためには筋力を鍛えることも欠かせません。
ただ大柄なだけでは、少し体を動かしただけでも体に負荷がかかり、かえって疲れやすくなるということがあるのです。
日頃から体を動かしている人は、疲労物質である乳酸がたまり始める運動の強さ( 運動強度 と呼ばれます)のレベルが高いと言われています。つまり、ちょっと歩いたり走ったりしたくらいでは疲れないということです。

どんな運動が効果的?

適度な運動は健康のために不可欠です。
これまで経験のない人が始めるのにはウォーキングや軽いジョギング、水泳などの有酸素運動が最適でしょう。血流がよくなることで代謝効率がアップし、疲労への耐性がついてくる上に体脂肪を燃焼してくれるので、ダイエット効果も期待できます。
週に2、3回のペースで継続することを心がけてください。
一方、短距離走やベンチプレスなど、瞬間的に力を出すものは無酸素運動と呼ばれ、糖質つまりエネルギーを消費します。このため乳酸がたまりやすくなり、疲労を感じるのです。

疲労回復に欠かせないビタミンB群

五大栄養素の一つであるビタミンは、疲労回復に直接的な効果があるわけではありませんが、新陳代謝を促す酵素を活性化させるという大切な働きがあります。
しかし、体内でほとんど生成できないため、食物で補わなくてはなりません。
ビタミンには水溶性のB群やC、脂溶性のAやD、Eなど多くの種類があり、このうち疲労に関係が深いとされているのがB群です。
特にビタミンB1はブドウ糖の分解に欠かせません。不足すると神経系を中心に疲労の症状が現れます。体内で貯蔵できないので、短期間のうちに欠乏症を起こすことも考えられるのです。
ビタミンB2の不足は肌荒れや口内炎など肌や髪、粘膜のトラブルの原因となります。
炭水化物とアミノ酸の代謝に不可欠なビタミンで、エネルギーを多量に消費する人は意識して摂取するとよいとされています。
ビタミンB12は悪性の貧血に効果があると言われています。貧血が亢進すると、めまいや息切れ、頭痛、吐き気など疲労と混同しやすい症状が見られるので、早合点せず適切な治療を受けるようにしてください。
ビタミンB6だけが唯一体内で生成されるので、通常の生活ではほとんど欠乏することはないと言われています。
ビタミンB群はウナギや豚肉、大豆、魚卵、海苔などに豊富に含まれるので、これらを積極的に摂取するようにしましょう。

かしこい摂取法とは

最近は各種にサプリメントも充実し、若い世代では食事代わりに食べている人もいるほど一般的なものとなりました。
忙しい、いろいろな食物を揃えるのは大変だし面倒…という時には確かに便利なものですが、最も効率的に栄養を摂取できるのはやはり食物です。
サプリメントは「栄養補助食品」の名のとおり、あくまで足りない栄養を補うために使用するに留めましょう。
ビタミンは全般的に熱に弱く、特に水溶性のビタミン(B群やCなど)は加熱するとほとんど壊れてしまいます。また、これらは水にさらしたり刻むことでも栄養価が失われるため、生で食べるのが望ましいとされています。
しかし、脂溶性のビタミンAやDは、油で炒めることで吸収がよくなるという真逆の特性があることをご存知でしょうか。
眼精疲労や免疫力を上げるのに効果的とされるビタミンAは、レバーやウナギ、ホウレンソウや小松菜といった緑黄色野菜に多く含まれています。
他にも筋力やカルシウムのもととなるD、抗酸化作用が期待できるEなど、ビタミン類の働きは多岐にわたり、どれか一つ摂ればよいというものではありません。
疲労が気になるからといって特定の栄養素だけを摂るのではなく、食事全体を見直し、バランスを整えることが必要です。

「疲れにくい体」を作るためには、まず健康であることが第一です。
現在不調を感じる部分があれば、医師の診察を受けるなど適切な対処をした上で取り組んでください。
生活全般を振り返り、改善するようにすれば自然と「疲れにくい体」になっていくことでしょう。