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疲労回復のためのやってはいけないこと

世の中は「お疲れ」モード。
男性はドリンク剤やスタミナ料理、女性はヒーリングサロンなど、それぞれの対策を持っているようです。
しかし、巷で「疲労回復によい」といわれていることが、時には逆効果になることをご存知でしょうか?
疲れが取れるどころか、かえってぐったりしてしまう、なんてことにならないように知っておいてくださいね。

疲れた時には何といっても甘いものが効果的?

甘いものが効果的 女性には多いようですが、疲れた時に甘いものが欲しくなったことはありませんか?
これは激しい運動やオーバーワークでエネルギー源である血液中のブドウ糖が過度に消費され、不足することが原因です。
つまり、脳が燃料となる糖分を欲しているということ。
このため、甘いものを食べたり飲んだりすると、血糖値が急激に上昇し、脳が満足して一時的にスッキリするのです。
しかし、 低インシュリンダイエット でも指摘されているように、上がりすぎた血糖はインスリンの過剰分泌を招き、分解が進みすぎて低血糖の状態を引き起こします。その結果、だるさやイライラ、集中力の低下がかえって亢進してしまう、そしてさらに甘いものが欲しくなる…という悪循環に陥る可能性があるのです。
また、糖分をエネルギーに変換するにはビタミンB群のヘルプが必要ですが、甘いものの取りすぎによって、特に疲労回復に効果のあるビタミンB1が足りなくなってしまうことも考えられます。こうなるとさらに症状はひどくなるでしょう。
砂糖を使用した甘いものでなく、栄養的にもバナナなど果糖のふくまれる果物を摂取する方がよさそうですね。

たくさん食べて体力を回復!?

では、スタミナをつけるため、元気を回復するためと高カロリーのものをドカ食いするのはどうでしょうか?
栄養を摂ることは確かに体に取って不可欠のことですが、やみくもにたくさん食べればいいというわけではありません。
脂っこいものや動物性タンパク質の食べすぎは消化不良だけでなく、内臓に余計な負担をかけることで「内臓疲労」を起こす恐れがあります。
内臓疲労は特に消化器への影響が大きく、栄養の吸収が充分に行われないためにエネルギー不足に陥るものです。また、食欲不振にも繋がり、引いては体が疲れやすく、元気が出ないという結果をもたらします。
一汁一菜や粗食、プチ断食がよいと言われるのは、胃腸への負荷が少なくて済むために本来消化に使われるエネルギーを免疫力アップなどの健康維持に使うことができるからなのです。
大切なのは栄養であり、食べる量ではないと心得てください。

とにかく寝たい!玄関からベッドへ直行

疲労も眠気もピーク、とにかく1分でも1秒でも早く寝たいと帰宅したその足で寝室に直行していませんか?
気持ちはよくわかりますが、実はいわゆる「バタンキュー」は疲労回復どころか逆にストレスを増長させるということが近年の研究で明らかになってきています。
特にイヤなことがあった日などは、その記憶がそのまま保存されることになってしまうので、睡眠を取っても目覚めはスッキリせず、ネガティブな気持ちを引きずってしまいがちになるのだとか。
お風呂や一杯のハーブティなどでリラックスしてからベッドに入るようにした方が、結果的には疲労回復には効果的なようです。

お風呂タイムのNG集

しかし、お風呂でリラックスと言っても、お湯が熱すぎるのは逆効果です。
寒い時期などはできるだけ早く温まろうと温度を高めに設定したくなりますが、就寝前に入るのであれば38~40度くらいのややぬるめにする方がよいでしょう。
熱すぎるお風呂は交感神経を刺激するため、かえって目が覚めてしまい、寝付けなくなることがあるからです。
シャワーも水流の勢いも相まって、同様の効果があるため、注意しましょう。
また、入浴時間が長すぎるのも疲れを増長するので気をつけてください。リラックスしすぎて、湯船につかったまま寝てしまったりしないように。

お酒を飲むとよく眠れる?

寝る前に少量のアルコールを摂取するとよく眠れるという人もいますが、基本的には「飲まないと眠れない」ということにならないよう、習慣化は避けた方が無難です。毎日飲んでいるうちにだんだん量が増えて、気がつかないうちに依存症になってしまう可能性も否定できません。
また、飲みすぎてそのまま寝てしまった時、夜中に目が覚めて今度は眠れなくなったという経験は、お酒をよく飲む人なら一度はあるのではないでしょうか。
同じような理由で、アルコールによる睡眠は、質の低下に繋がることもあるので気をつけましょう。

これらの誤解や思い込みは、誰でも一つや二つ、心当たりがあるのではないでしょうか。
もし、今現在実行しているものがあったら、止めてみてください。意外にあっさり疲れが回復するかもしれません。
あるいは、疲れの取れない原因はこれだ!と気づいた人もいるでしょう。
ここに挙げた他にも、「もしかしたら」と思うことがあれば、ぜひ一度検証してみてくださいね。