HOME 自分でできる回復法 疲労回復といえば

疲労回復といえばコレでしょ!

特に男性向け雑誌の広告でよく見かけるのが、疲労回復や精力増強を謳ったサプリメントです。
その内容は、ニンニクやすっぽん、マカといったおなじみのものばかり。
昔から精力剤として定評のあるこれらの成分には、実際のところどの程度効果があるものなのでしょうか?

ニオイは気になるけど、やっぱり外せないニンニク

外せないニンニク ニンニクやニラなど、ニオイの強いものは昔から精力増強に効果があるとされてきました。仏門においても、「薫酒山門に入るを許さず」と、酒とともに持ちこみが禁じられています。精力がつく、つまり性欲が亢進することから修行の妨げになると考えられたのですね。
ニンニクのニオイのもとであるアリシンは空気に触れたり加熱することでできるイオウ化合物の一種です。
強い殺菌・抗菌作用があり、病気予防の他、古くはすり下ろしたりスライスしたものを外用薬として患部に貼りつけていたという記録も残っています。
アリシンは水溶性・揮発性なので、空気や水に切り口を晒すと失われてしまいますが、油に溶けだすと抗酸化作用の極めて高いアホエンという化合物に変化します。
アホエンは血栓の予防・改善や血流の促進などにも効果があり、活力アップのもとと言われるスコルジニン同様、血行をよくして体を温めてくれます。
また、水溶性である上に加熱調理に弱く、摂取が難しいビタミンB1も、ニンニクと一緒に炒めるとアリシンと結合してアリアチンという壊れにくく吸収率の高い物質に変化するので、疲労回復には欠かせない食材と言えるでしょう。

ドリンク剤の定番、タウリンとは?

スタミナドリンクには必ずと言っていいほど「○○mg配合!」と謳われている成分がタウリンです。
筋肉や脳、肝臓や心臓に多く存在し、血圧を下げたり動悸を抑えたりする働きがあります。
見逃せないのが肝機能を向上させる効果。
全身の倦怠感や重苦しさとして現れる「疲労感」は、実のところ肝臓が疲れている状態に他なりません。
アルコールを普段より多めに摂取した翌日、体がだるい、反応が鈍いと感じるのは、肝臓に負担がかかっているからなのです。
肝臓にはコレステロールの排泄やアルコールを始めとする毒素をろ過する役目があるのはご存知ですよね。
ところが肝臓が疲れて弱っているとその機能も当然低下します。
毒素の分解が充分に行われていないと、全身に栄養が充分に行きわたりません。そのため疲労の回復も遅れがちになり、疲れがたまる原因となるのです。
そんな時に、タウリンは肝臓を助けて元気にしてくれます。
不足することはほとんどないと言われていますが、サプリメントやドリンク剤など、疲労を感じる場合は試してみてもよいでしょう。
食べ物ではイカやタコ、カキなどの海産物に多く含まれており、これらをつまみにお酒を飲むと翌日にアルコールが残らないという説もあります。

男性には欠かせない亜鉛

亜鉛は必須ミネラルの一つで、タンパク質の合成や骨の発育といった人体の形成には欠かせません。
加齢とともに減少してくる上、体内に蓄積することができないので積極的に摂取する必要があります。
牡蠣やレバーに多く含まれますが、吸収率がよくない(70%以上が排出されてしまう!)ので、亜鉛に限ってはサプリメントで摂取するのが効率的でしょう。
不足すると疲れやすくなるだけでなく、味覚障害や肌荒れ、貧血などを引き起こす原因にもなります。
また、男性にとっては薄毛・性欲減退・精子の減少など、沽券にかかわるような症状にも繋がりますので、ぜひ意識的に摂るようにしてください。

その他にもこんな成分で精力アップ

眠気ざましや気分転換に、ついコーヒーに手が伸びるという人も多いでしょう。
コーヒーや紅茶、緑茶に含まれるカフェインは、覚醒作用や利尿効果に優れ、交感神経を興奮させる働きがあります。
目が覚めるのはこのためですが、摂りすぎると副作用として逆に疲労感が増したり、不眠や集中力の低下がみられることがあるので注意が必要です。
このカフェインがコーヒーの約3倍も含まれているのが「ガラナ」
植物の一種で、日本ではガムやタブレット、飲料として販売されています。
男性ホルモン)を増やし、男性機能を向上させるとして注目されているのが東南アジア原産の植物たちです。
トンカットアリやアシュワガンダは、古代から滋養強壮剤として現地で珍重されていました。現代でも日常的に摂取する人が多く、勃起不全の治療薬としても使われています。
南米アマゾンのムイラプアマに含まれる特有の成分「ムイラプアミン」や、「トリビュラス」という植物には、血流を改善し、性欲そのものが低下している場合に効果的が高いとして研究が進んでいます。

サプリメントやドリンク剤は即効性があるため、どうしてもという場合にはよいかもしれません。しかし、不規則な生活習慣をそのままにして、これらに頼り切りでいると、いずれ体に影響が現れます。
自分で「疲れにくく、回復の早い体」になることを目指すのが大前提です。