HOME 自分でできる回復法 部位別疲労回復法 -1-

部位別疲労回復法 -1-

仕事の内容や日常生活、ちょっとしたクセが原因で体のさまざまな部位に疲労は蓄積していきます。 そして、その解消は部位別に行う方が効果が高いもの。 気になる部分を集中的にケアして、疲れをためないようにしましょう。

年代を問わず増加中!目の疲れ

年代 昔は室内や夜間の光量不足が原因で目の健康を損なうことがほとんどでした。 「夜なべをして手袋を編んでくれた母さん」は間違いなく目が悪かったことでしょう。 テレビが普及してからは長時間の視聴や、距離が近すぎることで起こる視力の低下が問題になりました。

「テレビは2m離れて観ること」と学校で指導された世代は、ちょうど今40~50代辺りではないでしょうか。現代に比べるとテレビの画面が小さかった時代のこと、「そんなに離れたら見えない」と反感を覚えた人もいるかもしれませんね。 そして現代。

パソコン・携帯電話・スマートフォンにゲーム…と、世の中には目が悪くなりそうなものが溢れています。 本ですらタブレットで読める時代。 もはや「目によくないから」と避けて通るわけにはいかなくなってきていますよね。

世の中の進歩に伴い、目が悪くなる原因は多様化しつつあります。最近では小学校低学年から眼鏡をかけている子も珍しくないなど、視力低下の低年齢化も懸念されています。 また、慢性的な疲れ目に悩まされる人も増え続けています。 一日中パソコンや細かい文字を見た挙句、夜はゲームやスマートフォンをベッドまで持ちこむ…身に覚えはありませんか?

現代病・ドライアイ

疲れ目にはものが見にくい、二重に見えるといった「見え方の異常」と、目に異物感や痛みを感じる「目の不快感」があります。 これらの症状は、通常目を休めたり一晩寝ることで治まりますが、疲労が蓄積されていると今度は「眼精疲労」と呼ばれる状態になります。

目がかすんだり、物を見るだけで痛みがあるなど、日常生活に影響を及ぼすことも多々あります。 時には頭痛や吐き気を伴うこともあるというのですから、甘く見てはいけませんね。

特に最近年代に関係なく増えているのが「ドライアイ」。 テレビやパソコンの画面を見続けたり、冷暖房による乾燥によって角膜を保護している涙液が減少することで起きる目の疾患です。

ドライアイの主な症状は目がゴロゴロする、光がまぶしく感じるといった疲れ目に非常によく似たものです。 わかりやすい目安としては、「10秒間まばたきをせずに目を開けていられるか」。 簡単そうに思えるかもしれませんが、やってみるとこれが意外に大変。 もしかしたら自覚のない「隠れドライアイ」かもしれませんよ。

目の疲れを和らげるには・予防策編

仕事でどうしてもパソコンを使わなくてはならない、と言う人はディスプレイの明るさを調節しましょう。 また、位置を自分の目線より気持ち下目にすると眩しさを和らげることができます。 OAフィルターや最近一般的になってきている専用のメガネを使うのもよいでしょう。

基本は30~40分作業をしたら遠くを見たりストレッチをするなどして目を休めることです。 目の周りを蒸しタオルなどで温めるホットパックもおすすめです。

乾燥にも注意が必要です。 特に冬場は加湿器を使うなどして室内の湿度を一定に保ちましょう。 どうしても目が乾いてしまうという場合は涙に近い成分の目薬で水分を補給してください。

目の疲れを和らげるには・運動編

凝り固まった筋肉をほぐすのに有効なストレッチ。 疲れ目にももちろん効果的です。ウィンクを左右交互に繰り返したり、目を大きく見開いたりするだけでも目の周りがほぐれてスッキリするのがわかるはず。

「疲れたな…」と感じた時に試してみてください。 よりしっかり行いたい時は、眉→頬→耳→生え際→鼻の順に、各部位を3秒ずつ、目だけで見るように動かします。(眉と頬、耳は左右)

最後に眼球をぐるぐる回しましょう。左右2~3回ずつ回し、仕上げに寄り目で5秒間キープ。 目が回らない程度のスピードで充分です。

実はこの目のストレッチ、疲れ目のケアだけでなく表情筋のトレーニングにもなります。 目元をはっきりさせたい人は日課にしてみてくださいね。

目の疲れを和らげるには・ツボ押し編

目が疲れた時やしょぼしょぼして見にくい時、無意識に鼻のつけ根をつまんでいませんか? ここには睛明(せいめい)と呼ばれる疲れ目に効くとされるツボが存在しています。厳密に言うと目頭の部分なのですが、人間はどうやったら苦痛が軽減できるのか本能的に知っているのかもしれませんね。

この他、疲れ目に効果的と言われているのは攅竹(さんちく:眉頭の部分)、太陽(眉尻と目尻の中心から耳側一寸)、四白(目の下一寸)、天柱(てんちゅう:首の後ろの筋肉の外側、髪の生え際)、風池(ふうち:天柱の指1本分外側)などがあります。

天柱と風池は親指の腹を当てて、頭を包み込むように。それ以外はどの指でもよいのですが力を入れすぎないようにしましょう。 どのツボもちょっと押さえてみると、「なるほど」と思うはずです。

眼精疲労に移行してしまうと、それだけ回復にも時間がかかってしまいます。 毎日酷使する部位だからこそ、目の疲れは蓄積しないよう心がけましょう。